Blog

蔵人日記

ホーム > 蔵人日記

第95回:うな丼

2007/02/04 14:34


台所から何やら良い香りがして来ました。

台所に行って見るとウナギがフライパンの上でジュージュー



年に数回、志布志市にある山田水産から蔵人が疲れが見える頃絶妙のタイミングでの差し入れがあります。

今夜は、そのウナギで夕食です。


そして、その香りにつられてやって来たのが・・・・



      ↓ ↓ ↓



    

       居候から昇格したチビ・・・・。


出来上がった、うな丼はご覧の通り超贅沢な一品になりました

        .


先日、山田水産に聞きましたところ今年はシラスウナギ(ウナギの稚魚)が不漁で、中々厳しいと言われていました。

自分勝手に今年の丑の日は大丈夫か心配になりました。


top

第94回:薩摩大使

2007/02/03 14:46


先日、「繁盛できる」の飲食文化研究所の立山さんが蔵に立ち寄って下さった。

立山さんは鹿児島県内の焼酎蔵元を5、6年かけて全部回られたそうです。

そして去年「やっぱり芋焼酎」と言う本を出版されました。

又、立山さんは去年、薩摩大使にも任命されて鹿児島県の為に活躍されています



薩摩大使とは鹿児島県をこよなく愛していただいている人格識見に優れた方に鹿児島県知事がお願いされています。

.

この名刺の裏側にはこんな事が書かれていました。

この名刺を下記の施設にご持参頂きますと、各施設所定の割引料金で御入館できます。

.

その施設とは歴史資料センター黎明館、維新ふるさと館、市立美術館、西郷南州顕彰館、仙厳園・尚古集成館などなど。

.

立山さんと芋農家の蔵ヶ崎さん


立山さんは芋農家の蔵ヶ崎さんとしばし、芋談義をされて帰りしな「安納こがね」、「安納もみじ」をお土産に貰われて一言・・・

「どんなお土産より芋が一番嬉しい」


top

第93回:芋苗の準備が始まる

2007/02/01 15:35


12月半ばに造りが終わったのが、ついこの前のように思われていたのですが、アッと言う間に今年の芋の準備の季節がやって来ました。

農家の皆さんは大根の収穫もほぼ終わり、2月に入るとビニールハウスにビニールを張り種芋の伏せこみに入ります

夏には台風などが来るのでビニールを剥がします。


2月に入ると新しいビニールを 

張ります


今日は芋農家の隆志君のハウスにやって来ました。



隆志君はハウスにコガネセンガンのバイオ苗を植えつけていましたが、例年より暖かいので成長が早くてこんなに大きくなってしまいました。


バイオ苗で芋苗を更新する事で芋本来の味や形が変わる事がありません。


top

第92回:回線不良

2007/01/27 14:29


最近、蔵のパソコンが調子が悪くて、専門の酒販青年の谷川さんにみて貰いました。そして調子が悪い事を理由に最近はブログの方も怠けていたのでした。


谷川さん曰く、「杜氏さんこの辺で最近は電話工事が多いから」と教えられて、納得。


先日は、霧島町に水汲みに行って来ました。そこの水は超軟水で焼酎の割り水には最適と言われています

往復、4時間、それを午前、午後、2回。

久しぶりのトラックの運転は疲れます。

若い人に行って貰えれば有難いのですが、場所がかなり山の中で分かりづらい所です。

結局は自分が行くハメに・・・。



冬の一日は終わるのがとても早い。

今日も「アッ」と言う間に終わりました。

2月になると、ある所に行ので、今のうちに用事は済ませて

おこうと思います。


top

第91回:ネコのひとり言

2007/01/20 14:14


名前はチビって言います。

私は、前の飼い主に拾われる前はノラ猫家業だった。

その、前の飼い主が仕事の都合で面倒を見れなくなったので、

ここの家に連れて来られた。

ノラ猫の性格が直らなかったので、 危うく捨てられそうになったこともあったのですが、改心して真面目になったおかげで、 今では昇格して家族の一員になりました。


家主が造りの時期、家を空けている時は奥さんと留守番をしています。

好きな食べ物はカツオ節。

得意技はオンブとほふく前進




昼間は寝て寝て寝て。


.寝起きはかなり機嫌が悪いです。


ところで皆さん、ネコがどうしてネズミを捕るか知っていますか?


昔、昔、あるお寺に高貴な和尚さんがおられたそうです。

その、和尚さんが病気になられたそうです。

それを聞きつけた森の動物達が集まって和尚さんのお見舞いに行く相談をし、 深夜12時に見舞いに行こうと決めました。

その、集まりにネコは参加していなくて後でネズミに嘘の日を教えられたそうです。

そして、見舞いに行く日がやって来ました。動物達は暗い山道をお寺に向かって歩いていたのですが、 一番最初が丑、次が寅、卯、と続いたそうです。

ネズミは小さいので歩くのに時間がかかるので、お寺近くの山道に隠れていて、 丑が来た時に背中に飛び乗り一番最初に和尚さんの所にお見舞いに行ったそうです。

その時の和尚さんのお見舞いに行った順番が今では十二支になったという事です。

そして、ネズミに嘘の日を教えられたネコは十二支にも入れずに

それを根に持って今でもネズミを追い掛け回すという事です。


嘘か誠か?日本昔話でした。


top

第90回:休日の過ごし方

2007/01/17 15:52


正月依頼の丸々一日の休みを頂きました

いつもは朝、5時50分に起床の目覚ましが鳴っても、後5分、後5分

と布団から出るのがおっくうな冬の朝なのですが・・・・。


しかし、今日は違います。目覚ましが鳴る前から目はパッチリです。

何でかって?

   ↓ ↓



リュックサック・・・・。登山に行くわけではありません。

大隅半島の東側にある内之浦町にやって来ました。

ここは魚釣りの太公望がシーズンになると大勢押しかける有名な釣りポイントです。

女房には、今夜のオカズは要らないからとデカイ事を言って出てきましたが今日は全然釣れませんでした。


太平洋に竿一本、エビ付けて魚を釣ろうと思っている方がおかしいかもしれません。

     .下の岩場が今日の釣り場でした。

.

.釣りのポイントまで急な坂道をリュック背負って降りて行きます。

釣れない時の帰りの山道は泣きそうにキツイです。



そこはすぐ太平洋です。


魚釣りより??もっと大事なのは帰りに温泉に入って帰る事です


            .

 . 「湯治湯の郷、湯の谷温泉」

ここの温泉は秘湯とまでは言いませんが結構良い湯なんです。

早い時間はほとんで貸切状態である意味一番ストレス解消出来る場所でしょうか。


今日は魚は釣れませんでしたが久しぶりにゆっくり出来た一日でした。


top

第89回:菜の花マラソン(2)

2007/01/15 11:23


当日は最高の天気に恵まれて午前9時に指宿菜の花館前をスタートしました。

きもつき戦隊の7名も1万4千人に紛れ込んでのスタートです。

...スタートしてから5km地点,人、ひと、人

速い人は2時間30分位でゴールするようですが・・・・

きもつき戦隊は参加することに意義有りです。


「海男」参加4回目。「平ちゃん」2回目。「前ちゃん」2回目。

「隆君」2回目。「池ちゃん」1回目。「洋樹君」1回目。

「玉ちゃん」1回目。


それぞれが目標タイムがあるらしいですが、そんなことはどうでも良くて、とにかく完走が大事です

・・・菜の花と遠くに開聞岳を望む・・・・。


因みに一番速かったのが「玉ちゃん」で4時間35分

後は、8時間の制限時間内に全員完走したという事でした。

大海の若者もすてたものではありません。

挑戦することに意義があります・・・。

来年は蔵人全員で参加したいものです(笑)

photo提供「前ちゃん」   有り難う。


top

第88回:指宿菜の花マラソン

2007/01/14 15:24

 .

指宿菜の花マラソン。

県内、県外から1万4千人を超す参加者がある大きなフルマラソンの大会です。

その、42.195kmに、きもつき戦隊の「ぼっけもん」が無謀にも挑戦しました。


挑戦者は営業から「海男」、「平ちゃん」、製品から「洋樹君」、造りから「前ちゃん」、「玉ちゃん」、「池ちゃん」、そして芋農家から「隆君」の7名。


それぞれに練習をしましたか?と聞けば「海男」「平ちゃん」に限っては、去年参加して以来、一回も走った事がないと言う。

「前ちゃん」に聞くと、ここ最近は風邪気味で練習はしていないから

多分、途中棄権するかもと、走る前から言い訳を考えている始末。



出発前日のきもつき戦隊・7レンジャー.

前日、鹿児島市内に宿泊してから朝早く会場に入ると言う事でしたが、その宿泊先が飲み屋が多い谷山地区・・・。


飲みすぎて、当日棄権しなければいいのですが。


私としては月曜日からちゃんと仕事に来てくれと願うだけです。


top

第87回:鑑評会

2007/01/13 14:43


鹿児島県本格焼酎鑑評会

去年の7月から製造された芋焼酎、黒糖焼酎、穀類焼酎などの

品質の向上を計る為に毎年この時期に行われています。


大海酒造でも毎年芋焼酎を2点、麦焼酎を1点出品しています

そして、品質が優秀だった蔵には総裁賞「鹿児島県知事」、

杜氏には会長賞「鹿児島県酒造組合連合会」が授与される。


一口に入賞と言っても、そう簡単にはいかない。

毎年、この時期になると、入賞しなかった時の夢を見たり又、入賞しなかった時の言い訳を考えたりと心と頭を悩ます日々が続くのです



・・・・・出品酒・・・・・

自分で飲んで見て、これはと言う焼酎をタンクから汲んで来て

通常、瓶詰めする要領でろ過して900ミリの瓶に詰めて勝負します。

.

※「参加することに意義ある」なんて言ってる場合じゃありません

蔵の皆で頑張って造ったのだからそれ相応の結果を残さないと

蔵の皆に顔向けが出来ません。


そしてもちろん、出品する焼酎はレギューラー酒のさつま大海」です。これに懸けています。

1月末に審査があって、発表は2月、表彰式は2月中旬。


そして、鹿児島県本格焼酎鑑評会が終わったらもう一つ大きな山が

あります。

それは、熊本国税局主催本格焼酎鑑評会。

当分は眠れぬ日々が続きそうです。


top

第86回:初雪

2007/01/07 14:40

昨夜から雨と突風が吹き荒れて気温が下がって来ました。

もしかしたら、今夜当たりは雪が降るかも。

そして、朝、起きて見ると、何のことはない。雪のゆの字もありません。

しかし、鹿屋の名峰??、高隈山がうっすらと雪化粧していました




高隈山は今日は霞がかかっているのでちょっと見にくいかも知れません

.

一年に数回しか降らない雪。

積もるなんて夢見たいな話です。



そして、昨夜の突風で蔵のミニボイラーの煙突のカバーが・・・・


今日は、日曜日で、仕事に来ているのは蔵人だけです

明日も、祭日だし。

夏の台風の時でもこんな事はなかったのに。

冬の突風のすごさを、まざまざと見せ付けられました。


top